パクスロマーナ!
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今回の紹介本
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タイトル:[面白いほどよくわかるローマ帝国]
監修 :金森 誠也
ジャンル:歴史
流水の感想
紀元前から14世紀まで東西に分裂しながらも栄えた大国・ローマ。
紀元前の時代に少子化対策の政策を行っているのは面白かった。
まさか現代社会の問題に二千年以上前に取り組んでいたとは。
人は文明水準に限らず豊かになり安定した生活が約束されると結婚願望や子供を持とうという意識が薄れるものなのですね。
確かに種の保存という観点からみると約束された平穏は少子化に繋がるのかもしれません。
前述の政策や「パクス・ロマーナ」や五賢帝時代の「人類が最も幸福だった時代」という言葉からもローマ帝国の平穏と繁栄がわかります。
その一方で皇帝の暗殺と愚帝による暴政と粛清が頻発してはたしてローマは本当に平穏だったのかとも思ってしまいます。
ローマ史全体を見てみると五賢帝時代やアウグストゥスの時代といった優秀な皇帝の時は平穏が謳歌できるものの愚者や暴君が皇帝になるとたちまち荒んでしまう。
帝政の明暗がよくわかります。
滅亡を迎える東ローマ帝国皇帝の最後は二千年を超える大国の終わりにはあまりに寂しく虚しさを感じました。
流水
それではまた次回
いじょ~流水でした!
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