[いま生きる「資本論」] 本の紹介【46】

資本論って?

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今回の紹介本

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タイトル:[いま生きる「資本論」]

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いま生きる「資本論」 (新潮文庫) [ 佐藤 優 ]
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編集:佐藤 優
ジャンル:政治

流水の感想

本の中で以前読んだ『はじめてのマルクス』について書かれていました。やはり内容は難しいものだったようです。
資本論を解説しながら引き合いに出してくる話が面白く『はじめてのマルクス』(本の感想63)より読みやすかった。
これは『はじめてのマルクス』は佐藤優、鎌倉孝夫という専門家二人の対談だったのに対してこの本は講義の内容を書籍化したもので対象が一般の人だったからだと思います。

貨幣とは?「一般的等価物」→皆が「これを持っていれば何でも手に入る」と思うもの。
労働者の給与は生産論の段階の話で収益を分配するのは資本家と地主。
本来給与に含まれなければならない労働力の再生産費用→住む、食べる、寝るといった生きるために必要な物、休息をとり少しばかりのレジャーで気分転換し翌月も元気に働ける労働力を再生産する費用。
家庭を持ち子供を養い未来の労働力を再生産する費用。
イノベーションに対応するための自己投資の費用。

資本が求めるのは価値増殖だから売れればなんでもいい。
教育本でもいいしエロ本でもいいし水でもいいし酒でもいい。
だから食品偽装なんかも出てくる。
売れればなんでもいいから、自分が食べるわけではないから偽装しても構わないとなる。

資本主義社会から抜け出すことは出来ないが『資本論』を読み資本主義の内在的論理を理解することで資本主義と上手に付き合っていく方法を知る。

この本で紹介された本の幾つかと他の『資本論』関連の本を読んでみようと思います。

<span class="bold-blue">流水</span>
流水

それではまた次回
いじょ~流水でした!

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この記事を書いた人

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