人っぽいけど感情移入できないアンドロイド
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今回の紹介本
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タイトル:[アンドロイドは電気羊の夢を見るか?]
著者:フィリップ・K・ディック
訳 :朝倉 久志
ジャンル:SF小説
流水の感想
世界大戦で荒廃し、ほとんどの人間が他の惑星に移住した地球。
動物の大部分が死滅し動物を飼うことがステータスになっている世界。
地球へやってきた逃亡アンドロイドを処理するバウンティハンターのデッカート。
そんな彼の元に火星からの逃亡アンドロイド6人の処理が指示される。
人間より頭がよく極めて秀でたアンドロイドでも感情移入は出来ないという独特の世界観。
アンドロイド以外にも情緒オルガンやマーサー教など“感情移入”に重点が置かれています。
これは作者フィリップ・K・ディックが感情移入は人として大切な能力だと考えているからだそうで、この傾向はフィリップの他の作品でも見ることができるのだとか。(役者あとがきに記載)
頭はいいが感情移入できないアンドロイド達の時折見せる非情な行動はやはり彼らが機械的な存在であるという印象を受けました。
人間とは何か?という大きなテーマで描かれており読んでいると色々考えさせられる内容でした。
流水
それではまた次回
いじょ~流水でした!
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