[名画は嘘をつく] 本の紹介【62】 

名画には嘘がある!

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今回の紹介本

今回紹介する本はこちら!
タイトル:[名画は嘘をつく


著者:木村 泰司
ジャンル:芸術

知識を深めようとしてもなかなか手が出せない分野。そう絵画や音楽などの芸術です。
この本では名画の嘘という視点から一作一作の矛盾や著者の意思、裏事情などが解説されていて絵画初心者でも楽しめるいいキッカケ本になっています。
今までなんとなく聞いたことあると思っていた画家の名前もこの本で知ることができました。

フェルメールの有名な「真珠の首飾りの少女」が実は歴史画などの大作を描くために描かれたキャラクター研究のようなものである「トローニー」と呼ばれるものであり肖像画ではない。
ムンクの「叫び」は叫んでいるのではなく叫びから自分を守っている(耳をふさいでいる)。確かになんで叫ぶのに)∵(なのかとは思ったこともありました。まさかそんな理由だったとは驚き!!
7月革命を描いた「民衆を導く自由の女神」の女性は女神ではなく自由の象徴。本来のタイトルは「民衆を導く自由」である。アメリカの自由の女神も英語での意味は自由の像であって女神ではない。
象徴を人の形で描く描き方だと知らないと勘違いしてしまいますね。

それぞれの絵に著者の表現者としての思惑以外にも雇い主へのおべっかで美人にしたり細見にしたり表現者としてではなく個人的理由で絵の内容を変えるといった人間味が垣間見え今まで堅そうなイメージを持っていましたが親しみやすくなりました。
意外と現物や現地を知らず想像で描いている作品が多いのを知り驚きました。
絵の背景にはその時代の歴史や政局も反映されていてそういう視点で見るのも面白い。

これをキッカケにこちら方面の知識も増やしていきたいと思います。

流水

それではまた次回
いじょ~流水でした!

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この記事を書いた人

歴史好き/読書好きな一般サラリーマン
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