美人バリスタの推理小説
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今回の紹介本
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タイトル:[珈琲店タレーランの事件簿]
著者 :岡崎 琢磨
ジャンル:小説
流水の感想
ストーリーは推理要素が強くなく、主人公アオヤマと美星バリスタの恋物語と半々といった具合です。
読み始めて冒頭で物語の舞台である喫茶タレーランの名前がフランスの政治家タレーランからとったものだとアオヤマが推測する場面で以前読んだ『ナポレオン』でタレーランはナポレオンを没落させた張本人として描かれておりいいイメージを持っていない私は苦笑いでした。
本当は名政治家なんですけどね。
文章が平易で読みやすかったのと出てくるキャラクターの個性がはっきりしていて読んでいて楽しい。物語の舞台になる喫茶店の雰囲気が良いです。
ストーリー内のトリックより文章構成でのトリックが多いと感じました。
後書きに元の内容だとトリックの部分が弱く出版に際しその辺を改善したと書いてあるのでひょっとしたらこの部分がそうなのかもしれません。
内容が日常的な出来事が多く殺人などの表現が苦手な人やそこまで推理小説要素が強くないので難しそうだけど推理小説を読んでみようという人には読みやすくていいと思います。
私もそういった理由でこの本をとりました。
それではまた次回
いじょ~流水でした
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