奪われた巨大ヘリコプター「ビッグB」!
目次
今回の紹介本
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タイトル:[天空の蜂]
著者 :東野 圭吾
ジャンル:小説
流水の感想
原発の安全性や必要性が問われている現在との時間差を感じさせない20年前に書かれたとは思えない内容でした。
600ページという長大さに対し作中内での時間経過は朝8時から午後2時までの僅か6時間という濃密さ。各地にいる複数の登場人物を主軸に多角的に物語が進むことで文量を感じさせず作中の緊迫した状況が伝わってきます。
巨大ヘリコプター「ビッグB」の迫力と原発を盾に脅迫するスケールの大きさに興奮しました。
そして各人物達の動きによってピースが揃い少しずつ真実に近づいていく展開に引き込まれてしまいました。
中盤から一気読みしてしまい気がつけば午前3時に・・・翌日が休みでよかった。
最後まで読んで謎のままになっている部分があり考えさせられる内容でした。
作中に出てくる“沈黙する群衆”という言葉は読者にも向けられているような気がします。
映画化もされているのでそちらも見てみたいと思います。
流水
それではまた次回
いじょ~流水でした!
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