[性格の心理学] 本の紹介【35】

タイプ別に分類するけど、タイプで見ちゃダメ!

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今回の紹介本

今回紹介する本はこちら!
タイトル:[性格の心理学]


著者:アルフレッド・アドラー

訳 :岸見 一郎
ジャンル:心理学

流水の感想

前書『人間知の心理学』の続きである『性格の心理学』ではタイトルの通り様々な性格や感情について解説されています。
特に虚栄心について多く書かれていました。

「○○だから出来ない・・・」「○○さえあれば・・・」「あの時あんなことが無ければ・・・」という心理はそう理由づけすることで周りに能力の無さの露呈を防ぎ一連の行動や結果を正当化する。
またそう自分に言い聞かすことで傷つくのを防ぐためのものだというのは耳が痛くなる話でした。
昨今の「親ガチャ」系の話にも当てはまりそうな内容ですね。

沢山のタイプ別に分類されそれぞれ解説されていますが「タイプ別に分類するのはあくまで個人の類似性について理解するための知的な手段に過ぎない。」(後書きより)
人にはそれぞれタイプに収まりきらない独自性があり人をタイプに当てはめて見ているとその人に〈似た〉人を理解することはできても〈その〉人を理解する事は出来ない。
性格は幼少期の様々な出来事に影響を受け紆余曲折しながら育まれる。
過去の出来事は影響因にはなるが決定因にはならない。
原因論を否定し、人は変われるという目的論に集約されていきます

前書に引き続き難読な本でした。

<span class="bold-blue">流水</span>
流水

それではまた次回
いじょ~流水でした!

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この記事を書いた人

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