凸凹コンビの物語終幕
目次
今回の紹介本
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タイトル:[まほろ駅前狂騒曲]
著者:三浦 しをん
ジャンル:小説
多田と行天の便利屋コンビ物語第三章。
前作『まほろ駅前番外地』(本の感想51)で残された謎や気になっていた事がしっかり解決します。
今作では今まで謎に包まれていた行天の過去が明らかになります。
クライマックスのシーンは起こった出来事はかなりの事件ですがこのシリーズらしい珍妙な三集団のせいでなんというか緊迫しているけど笑ってしまいます。
今まで飄々とし多田の手伝いを散々サボっていた行天の活躍も今作の見所です
最初の『まほろ駅前多田便利軒』(感想49)の頃は暗さが漂う多田と行天でしたが今作の最後ではかなり違った印象を受けます。
過去が無くなった訳ではないけれどしっかり前向きに歩み始めた二人からは以前のような暗さはなく清々しさを感じます。
最後はまさに大団円でまほろの人たちの笑顔があふれています。
今作の最後で行天がある仕事を始めるのですがその話が読んでみたいと思いました。
それではまた次回
いじょ~流水でした!
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