[オイコノミア ぼくらの希望の経済学] 本の紹介【56】 

面白い経済学

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今回の紹介本

今回紹介する本はこちら!
タイトル:[オイコノミア ぼくらの希望の経済学


著者:オイコノミア制作班+又吉 直樹
ジャンル:経済

ピースの又吉直樹さんと経済学者の人が色々なテーマを経済学で考える番組「オイコノミア」

毎回ではないですがタイトルが面白そうなときは見ていました。

その書籍版があると知って図書館で予約。

ちょうど又吉さんが芥川賞をとった頃だったのもあったのか既に予約が2,3件入っていてやっと読めた記憶があります。

又吉さんの発言や疑問がとても読者層に近いというか経済学を知らない視点からのアプローチなので難しい話をされている感が薄くさくさく読めます。

「恋を経済学で考える。」「結婚を経済学で考える」など経済学はこんなことまで考えるのか!?という驚きから「貯金したって意味がない!?」「みんなの給料はどうやって決まる?」など経済学の視点で見ることでなるほどと参考になるものもあり読んでいて楽しい一冊でした。

本の中で「保険って結局トクですか?」という章がありました。

その中での生命保険に関する話。

日本は生命保険に入っている人の割合がすごく多いようです。

しかも年齢が上がるほど加入割合が増えていき60歳代の男性の生命保険加入率は83.3%だそうです。

生命保険は本来残される家族のためのものです。

本の中では又吉さんも生命保険に入っていて「家族がいないのに入る必要って無いんじゃないですか?」と経済学者の人にツッコまれていました。

この章を読んで思ったのですが上にもあるように生命保険は残された家族のためのものです。

例えば夫婦と子供の核家族で夫だけ働いている場合は働き盛りで夫が死んでしまっては残された家族が困ります。

いきなり収入が0になる上に妻が再就職して働くには時間がかかる。子供の養育費もかかります。子育てと仕事の両立も大きな負担になるでしょう。

だからこその生命保険です。

一定のまとまったお金で当面の生活を確保できるのです。

ですがこう考えると還暦も過ぎ子供も独り立ちして年金暮らしに入った家庭は生命保険の必要性がないのではないでしょうか?

年金がありますし今までの貯蓄もあるでしょう。養育費もかかりません。

少なくても若い夫婦の家庭より必要度は低いでしょう。

しかも60歳以上は保険料も高い。必要性と反比例しています。

しかし実際は60歳代の人の方が生命保険に入っている割合が多い。

本の中ではよく解らないまま入っている人が多いのではないかと書かれていましたが解らないと共によく考えずに入っている人も多いのではないかと考えてしまいました。

流水

それではまた次回
いじょ~流水でした!

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この記事を書いた人

歴史好き/読書好きな一般サラリーマン
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