不思議な手紙のやり取り
今回の紹介本
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タイトル:[ナミヤ雑貨店の奇蹟]
著者:東野圭吾
ジャンル:小説
流水の感想
東野圭吾二作目です。
なんとなくリアリティのある作品を書いているイメージがあったのでこの作品のSF要素が意外でした。
空き巣に入った三人の青年が逃げ込んだ今は無人の商店。そこに投げ入れられる謎の手紙。
昔このお店「ナミヤ雑貨店」の主人・浪矢雄治が人生相談を行っていたことがあるらしいと知った三人はまだこの店が人生相談を行っていると勘違いした人が投げ込んできたと思いこの手紙に返信を書く。
そして当時のように裏口の牛乳箱に手紙を入れるとすぐに返信の手紙が投げ込まれる。
そして牛乳箱に入れた手紙は消えていた
あまりに短時間での返信と手紙の内容から三人はその手紙が過去から届いたものだと知る。
現在と過去との手紙のやり取り。
現在の青年三人と過去の人々の視点が入れ替わりながら物語が進んでいきます。
物語は短編形式ながらも少しずつ「ナミヤ雑貨店」と養護施設「丸光園」の繋がりが明らかになりこの不思議な現象の理由が明らかになっていきます。
それぞれの人物に繋がりや悩みがあって誰でも共感できる部分があると思います。
「夜更けにハーモニカを」は読んでいて複雑でした。
魚屋ミュージシャンが歌ってきた意味は、足跡は確かにあったとのだと思う反面まさか最後あんなことになるとは思ってなかったので少し悲しかったです。
色々な人の悩みを解決し最後に自分たちの悩みを解決された三人。
もう少しこの三人の未来を見てみたいと思う作品で読後感が清々しくて心地よいものでした。
それではまた次回
いじょ~流水でした!
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