どうも流水です。
感想
今回は、「夢の後始末」回でした。
秀吉の遺言をしっかり守り、秀吉が散らかした後始末を行う三成ですが、ピュアで実直一辺倒が災いして武闘派と軋轢が生まれてしまいました。
まぁ、現場と事務方が対立するのは今も昔も変わりませんね。
その辺を把握しねんごろに抑えようとする家康ですが、それらも裏目に出て三成と完全に決裂してしまうという流れでした。
今作では仕方なく天下を取りに行くという家康像になるようです。
個人的には、「取れそうだったから天下を取りに行く!」でいいと思うのですが・・・
利家が言っていた「三成には、そなたが化け物に見えている」というのは面白い表現でした。
確かに、この頃になるとどんどん若い世代が中心になってきて桶狭間の頃の人たちは少なくなってきました。
五大老でも作中で描かれた前田利家はじめ、小早川隆景が秀吉没の少し前に亡くなっていますしね。
若い世代から見れば今川義元、武田信玄といった人たちに学び、競い合っていた家康は怪物に見えそうです。
作中では野心的ではない家康だが
今作の家康はぎりぎりまで豊臣政権として三成のサポートをしているように描かれていますが、史実の家康は秀吉没後にしっかり野心を見せています。
例えば、今回出てきた前田利家の息子・利長に対して自身の領地である加賀への帰還を促しています。
利家は遺言で3年は加賀に帰らず大阪にいるように言っていたので最初は断っていた利長ですが家康が積極的に勧めたこともあり加賀に帰国します。
そこで利長は謀反の嫌疑をかけられてしまいます。
結局前田家は利家の奥さんであるお松さんを人質として出すことで嫌疑を晴らしますが、これは関ケ原の上杉にかけられた嫌疑と同質のものです。
史実の家康は、秀吉存命中はともかく、没した後は野心ありありだと思います。
次週へ
来週から、本格的に関ケ原の戦いに向かっていきます。
今作の関ケ原の描かれ方に注目ですね。
それではまた来週!
いじょ~流水でした!
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