本の紹介【20】[ハンニバル 地中海世界の覇権をかけて]

神に愛されたカルタゴの雷光!史上有数の名将!

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今回の紹介本

今回紹介する本はこちら!
タイトル:[ンニバル 地中海世界の覇権をかけて]


著者  :長谷川 博隆
ジャンル:歴史

流水の感想

今回読んだ本はカルタゴの名将ハンニバルの生涯を綴った一冊です。
カンナエの戦いで戦史上類稀な「包囲殲滅」を行い、数で劣るカルタゴを勝利に導いたことで有名なハンニバル。
しかし、名将と名高くもカンナエの戦い以外ではほとんど知られていません。
前書きに「これまで我が国にハンニバルに関する一冊の概説書もない」と記されている点からもうかがい知れます。(もっともこの前書きは1973年時点のもの)
実際に私もハンニバルの本を読みたいと思い図書館やネットで調べましたがその少なさに驚きました。

カルタゴの成立と地中海交易で商業国家として発展。
貴族政の成立。
そしてハンニバル一族の台頭からイベリア半島への侵攻。
イベリア半島一帯をカルタゴ将軍の肩書のままハンニバル一族が実質統治していた事実
(ハンニバル一族が彫られた貨幣の発行や本国をかえさずの外交交渉など)。
この本を読むまではカルタゴの国の規模もローマとの争いもアフリカ北部で起きた侵略者からの先住民国の防衛戦争だと思っておりハンニバルもその時に活躍した将軍ぐらいに思っていたのでカルタゴの規模と国力、ハンニバルがイベリア半島北部からアルプスを越えローマの支配権に攻め入ったという事実には衝撃を受けました。

ハンニバルの対ローマ戦略で見える地中海世界全体を見渡した視野の広さや将軍職を退いてからの政治家としての手腕は流石の一言に尽きます。

そのうちハンニバルの特集記事を組みたいと思いますのでお楽しみに!
それではまた次回
いじょ~流水でした

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この記事を書いた人

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