大河ドラマ　どうする家康【第12回　氏真】　感想

2023年3月27日

流水

どうも流水です。

感想

今回は氏真との決戦回でした。
氏直はずっと家康に対してコンプレックスがあったみたいですね。
なんとなく昨年の三浦義村のような感じでしょうか。
父にも才が無いと言われ誰からも認められず（本当は認められていた）掛川城での戦では彼らを見返してやるという一念で奮闘していたように見えます。
それまではさほど思い入れが無かった奥さんに対して最終的にはとても大切に思うようになったようで、史実でも二人は晩年まで夫婦円満で添い遂げることになります。
氏真の最後のセリフ「お前はまだ降りるな。そこで苦しめ」は全部が全部和解できたわけではない氏真の複雑な心情＋家康なら大業をなせるであろうからそこに居ろという期待の両方が含まれているように感じました。

史実の掛川城の戦い

今回描かれた掛川城の戦いでは氏真を慕う家康という構図で描かれましたので少し史実の方の流れを書きたいと思います。
本作では岡部元信以外ことごとく離反してしまった今川家臣団ですが史実では重臣・朝比奈泰朝が自身の居城である掛川城に氏真を招き入れ徹底抗戦。
家康は攻め落とす気満々だったのですが城方の抵抗が激しく、作中で描かれた通り武田も不穏な動きを見せ始めたことから力攻めを諦め和睦交渉に入りました。
結果として氏真を北条に送り、引き換えに城を明け渡すという形で話がまとまり掛川城は開城されました。
史実では徹底抗戦で氏真を守ろうとした朝比奈泰朝ですが先週の寝返ったメンツの中に朝比奈の名がありましたので本作では武田に寝返ってしまったようです。