世界の歴史ローマ帝国編Part3【人気は低層!?古代の少子化問題!?意外な奴隷制!?ローマのおもしろ法律&文化】

世界の歴史
ローマ帝国編
Part3
【人気は低層!?
 古代の少子化問題!?
 意外な奴隷制!?
 ローマのおもしろ法律&文化】

目次

概説

ローマ帝国最大版図(wiki参照)

ローマ帝国は後のヨーロッパに直接影響を与えた大帝国です。
史上もっとも続いた国家で紀元前700年頃から東西分裂を経て1453年まで続いています。
国の歴史が古すぎて最初の王様は神様の血を引く人物とされ神話になってしまっています。
国家誕生が神話に基づくのは日本と同じですね。

ローマ帝国は国家の形を維持しながら時々に合わせて様々な変化を遂げていった国でもあります。
支配体制は王政→共和制→帝政

国家体制は、都市国家→都市国家連合→帝国→東西分裂

ローマ帝国は土木技術が優れており水道橋や道路の建築水準は後の中世ヨーロッパ世界をも上回っており【全ての道はローマに通ず】という言葉もあります。

その長い歴史の中で多くの英雄も輩出しています。
ファビウス、スキピオ、カエサル、アウグストゥスなどが有名です。
また、ローマに立ちふさがる敵としてカルタゴの英雄ハンニバルなどが登場します。

最終的には肥大化しすぎた帝国領土の管理問題とゲルマン民族の大移動の影響を受け東西に分裂


西は早々に滅亡してしまいますが東ローマ帝国(ビザンティン帝国)は1453年まで続きます。

ローマのおもしろい法律や文化

<strong><strong><span class="bold-blue">流水</span></strong></strong>
流水

どうも!流水です!
世界の歴史 ローマ帝国編Part3
ローマにはおもしろい文化や法律があります。
その中には現在と真逆であったり現代に通じるものがあります。
今回をはそんな文化や法律を紹介します。

人気は低層階

前回でローマの土木技術がとても優れていることをご紹介しました。
まだ見ていない人は是非ご覧ください→【世界の歴史 ローマ帝国編 Part2【現代と同じ!?街道や水道!凄いぞローマ建築】
優れた土木技術を要するローマでは紀元前にもかかわらず5階~7階建ての集合住宅がありました。
現代でいえば高層マンションです!
さて、皆さんだったら高層マンションのどこに住みたいですか?
やはり最上階と答える人が多いのではないのでしょうか
では、ローマではどうだったかというと・・・・
実は低い階の方が人気でした。
理由は利便性です。

いくら土木技術に秀でたローマにもエレベーターはありません。
高層階では出かけるときに不便です。
大きな荷物を部屋に運び込むのも一苦労。
そんな訳で人気は低層階でした。
一番人気は2階で2階にはバルコニーもつけられていて高い層よりリッチな作りになっていました。
利便性を考えると1階なんじゃないの?と思うかもしれませんが実は1階は店舗用のテナントとして使われており住宅は2階からでした。
現代でもマンションの一階がコンビニという所がありますよね。
現代のヨーロッパでもマンションは低層階が人気らしいのでローマ文化の影響があるのかもしれませんね。

この頃から!?古代の少子化問題!

現代日本の問題の一つが少子化問題です。
少子化問題は世界でも起きており経済的に裕福な先進国で見られます。
中国なんかは人口が多いことで有名ですが中国も少子化に向かいつつあります。
人間豊かになると結婚しなくても幸せを感じることができるのか少子化に向かってしまうようです。
少子化は豊かな現代のそれも数少ない先進国の問題だと思うかもしれませんが実は古代ローマも少子化問題を抱えていました。
ローマは古代地中海の覇者で帝政期には属州から莫大な財がローマに流入し、とても豊かになってしまいました。
そのため少子化が進みこれには元老院も頭を抱えます。
ローマの強さの一つが人口の多さ。
戦史上の名将・ハンニバルと戦った第二次ポエニ戦争でも70万~90万と言われる莫大な予備兵力のおかげで幾度も破れながらも最後には勝利しました。
そんなローマの力の源泉である人口の低下は帝国の大問題です。
元老院はこの問題の解決のため二つの打開策を考案します。
それは【出世の優遇】【独身税】です。
【出世の優遇】
これは、昇進候補が二人以上いた場合に結婚している人間を優先するというものです。
さらに、結婚している人より子供がいる人、子供一人より子供二人と子供が多い人が優遇されました。
【独身税】
これは所得にかけられる税金で1%程がかけられていました。
さらに、結婚しない人を減らすためいつまでも独身の人には相続権や選挙権の剥奪といったかなり過激な政策行っています。

思っていたのと違う!ローマの奴隷制

皆さん、奴隷と聞くとどういったイメージを持ちますか?
・人として扱われない
・死ぬまでこき使われる
・支配層から蔑まれる
・過酷な肉体労働

こんなイメージではないでしょうか?
実際アメリカの黒人奴隷は上述のような扱いを受けていました。
ローマにも酷い扱いを受ける奴隷もいましたが
皆さんが思っている奴隷とは少し違う人たちも多くいました。

そんなイメージと違う奴隷を紹介したいと思います。

奴隷というと肉体労働のイメージが強いですがローマには非肉体労働の奴隷も多くいました。
彼らはローマ以外から連れてこられた教育水準が高い人達です。
秘書であったり侍女のような主人の直ぐ傍に仕えて日常をサポートしたり主人の子供の家庭教師をしたりといった業務から医師会計士といったかなり高度な専門職も奴隷が担っていました。
こういった職務に当たっている奴隷はそれなりに厚遇されています。
そもそも「人として扱われない」「支配層から蔑まれている」状況では家庭教師や医師はできませんよね。
蔑んでいる相手から教わると言うのは屈辱的でまともに学べないでしょうし医師に至っては自分の生殺与奪を握ることになります。
少なくてもこういった奴隷の人に対して「人として扱われない」はなかったでしょう。

前述のような高度な職務に当たる奴隷は奴隷から解放されるチャンスもありました。
「一生こき使われる」わけではないんです。
また、個人財産の所有や事実婚は基本的に認められていました。
そして、解放された奴隷の子供の代になるとなんとローマ市民権を得ることも可能でした。
アメリカなどの黒人奴隷と比べると当時の奴隷制はかなり流動的だったことがわかります。

また、解放された元奴隷と元主人の間には特別な繋がりがありました。
例えば元主人が選挙に立候補することになれば選挙活動の助力をし、一方で元奴隷側に困ったことがあると様々な便箋を図るといった相互扶助の関係にありました。
そうした相互扶助以外の面でも元主人の家と良好な関係を築く元奴隷も多くいました。
ローマには現在の奴隷という言葉から受けるイメージとは違った価値観がありました。

次回予告

<strong><strong><span class="bold-blue">流水</span></strong></strong>
流水

今回はローマの文化や法律をご紹介しました。
意外と現在に通じる問題を抱えていたり、現在とは真逆な価値観だったり皆さん色々思う所があると思いますがこういった類似性や価値観の違いが知れるのも歴史の面白さだと流水は思います。
次回はローマで活躍した人物を紹介したいと思います。
いじょ~流水でした!

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この記事を書いた人

歴史好き/読書好きな一般サラリーマン
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