母の決意　大河ドラマ　どうする家康【第23回　瀬名、覚醒】　感想

2023年6月19日

流水

どうも流水です。

感想

今回は信康事件に向けて話が動き出しました。
前回、武田に大勝した織田徳川でしたが、武田の勢いは衰えず、遠江駿河をめぐって一進一退の攻防が続きます。
今作は、やはり強い勝頼路線でいいですね。
徳川家中では信康が精神的に追い詰められ、父・家康ともギクシャクするようになりました。
信康の変化に気づいた瀬名が色々策謀をめぐらしていましたが、信康の妻・五徳が信長に連絡し、見せしめとして水野が粛清されてしまいました。
水野は最後までいいキャラでしたね。
五徳も信康のことを気にかけている様子があります。
信康事件で五徳の描写がどうなるか気になりますね。

瀬名の謀略

今回の後半では、瀬名が何かしらの策を練っているように描かれていましたが、いったいどんな策なのでしょうか。
武田と関係があるということは、武田と何らかの約束を交わしていると思われます。
しかし、現状では和睦するだけでも織田にとっては裏切りと見なされるでしょう。
もし、後の戦いのために一時的に和議を結ぶのであれば、信長にも言い訳ができるかもしれませんが、瀬名の思惑を考えると本格的な和睦になるはずです。
いったいどんな謀略なのか来週が楽しみです。

西郷局

今回で側室になった於愛の方こと西郷局は、後に幕府二代将軍となる徳川秀忠の母親になります。
今回、信康事件の最中に於愛の方とのエピソードが描かれたのは、作中の翌年（おそらく次回）に秀忠が生まれるからです。
秀忠が生まれる前には、家康には秀康という息子がいましたが、瀬名が秀康の母親を側室として認めないなど色々あり跡取りにはできませんでした。
そのため、信康を殺すと徳川の跡取りがいなくなってしまう危険がありました。
しかし、秀忠が生まれたことによって、跡取りの問題は解決しました。
冷酷に言えば「信康を殺しても、跡取りとして秀忠がいる。」ということです。
だから今回、於愛の方とのエピソードが重要だったのだと思います。
また、瀬名と於愛が対面した時に瀬名が言っていた「殿をよろしくお願いいたします。」という言葉には、嫡男と正妻的な立場の移行を暗示する意図があったのではないかと思います。